べにぢょの日記

美人とギークが好き

大切なひとを安易にアーカイブすること

「昔のPCを起動したら、当時あなたからもらったメールが出てきて。
いま読み返して、あなたが俺にしてくれたこととか、言ってくれたこととか、
あの頃の俺は子供でバカだったからぜんぜんわかってなくて。
仕事とか下の子の世話でいっぱいいっぱいで余裕がなくて、
あのときあなたの気持ちをちゃんと」

「ああそれまったく同じことを昔好きだった人に言われた」

思うにさ、男の人って遅くない? 気持ちが!遅れて!伝わるよ!!
えぇと要するに、女の人の言葉・行動の真意を理解するのが遅くないデスカ。
いつだったか、「3年前キミにもらった手紙を昨日読み返したら感動した!」と
昔好きだった人から超久々に電話がかかってきたことがあったんだけどね。


男は女の気持ちを [あとでよむ] - 2007年7月24日


「じゃあなんでもない。やっぱなんでもない。昔のバカな男と同じフォルダに入れられたくない。女はそうやって上書き保存するんや!!」

「同じフォルダじゃないよ」

「えっ・・・///」

「だって私、あのときあなたに ”ぜったい後悔するよ” って言ったもん。
 それでも周りが見えず自分を客観視できず雑に生きた結果、やっぱり後悔してるんだから、あなたは [もっとバカ] フォルダに入ってる」

「どうせなら [いちばんバカ] フォルダがいいんだけど」

「なるほど! more than ではなく!
 [世界にひとつだけのバカ] になりたいのね!」



こんな話をしたら急に一輪挿しがほしくなって買いに行った。
豪華な花束を入れる花瓶ではなく、一輪挿し。断じて SMAP の歌は関係ない。
f:id:xlovecallx:20150221171140j:plain


同じことを繰り返すのは、私自身にも大いに問題があるんだろう。
ただ、それ以上に問題なのは、私も現在進行形で本当に大切な人をちゃんと大切にしてなくて、いつか後悔するのだろう、という予感。
アタマで理解することとココロで納得することは別で。
”大切だと知っている” と思考した時点で、それ以上の感情に鈍感になる。
脳内で想定しているつもりでも、取り返しのつかない現実として心を揺さぶられたときにはじめて、いつまでも変わらないと信じ切っていた世界が、誰かの無償の好意と自分の甘えでできたものだったと気付いて、心から後悔するのだろう。


今さら何を、と思うかもしれない。でも手遅れにならないと分からないことはある。
かのアントワネットさまはこうしてギロチンに送られた。

f:id:xlovecallx:20150221171538j:plain



「ああそれまったく同じことを昔好きだった人に言われた」

と告げたとき、私はこうして、大切な人を無意識のうち安易にアーカイブし続けてるんじゃないかという不安をおぼえた。
他人と本気でかかわることは非常にカロリーが高くて、楽しいけど面倒だし怖い。
大人になるとそんな勇気もエネルギーもない。
だから理解したつもりでアーカイブしてしまう。ラクだから。



書こうと思うことは、だいたい以前どこかで書いた記憶がある。
はっ。まるで成長していない…?