べにぢょの日記

美人とギークが好き

彼女とあの歌詞と私

あれは高2のころ。
なかよしだった女の子が言った。

朋ちゃんの ”出会いも前向きじゃなかった” ってとこがチョー好き。
 チョーわかるんだよねー」

当時、華原朋美が全盛期で、「LOVE BRACE」というアルバムに「just a real love night」という曲があった。


じゃすた・りーらぶないっ!りーらぶないっ!りーらぶないっ!とぅないっ!
「遠慮してたよ幸せ 出会いも前向きじゃなかった」
その歌詞が好きだと彼女は言った。私は思った。
(合コン行きまくって彼氏しょっちゅう変えてるのに”出会いも前向きじゃなかった”に共感とはどういう了見だ。前向きどころか前のめりじゃないか)と。
そもそも彼女はジュディマリYUKI ちゃんが大好きで、朋ちゃんが好きなのは私であった。

当時の私は合コンなんてとんでもなくて、好きな男の子がいることも秘密にしてたし、彼氏なんて漫画かティーンズハート*1の中だけに存在するもので、彼女と私は仲はよくても突き詰めれば”あっち側”と”こっち側”の人間だと思っていた。
だから YUKI ちゃんと朋ちゃんという棲み分けができていたはずなのに、ある日とつぜんこっち側に来られたら、私はどこへ行けばいいのだ。どんだけ Over Drive なのさ、と。


しかし、大好きなゲームを作った人を出待ちしたり、面識のないギークを飲み会に誘ったりしている私が ”出会いも前向きじゃなかった”んだ、と言ったらきっと、どういう了見だ!と、どっちか側の人たちに憤慨されるのだろう。
でも、それとこれとは自分の中では違っていて、そう見えるかもしれないけどそれは本質ではないのだと、そういうことなんだろう。
だからあのとき、私が彼女に 「どういう了見」 と言ったらきっと、彼女もそう思ったんだろう。
言っておけばよかったのか言わなくてよかったのかは分からないし、いま彼女がなにをしてるかも分からない。


私はあのころ、この曲のどの歌詞が好きだったんだろう。
そして彼女は今も 「出会いも前向きじゃなかった」 に共感するんだろうか。
ひとつだけ確かだと信じられるのは、朋ちゃんが波乱万丈の末、なお可愛く一途に存在している現在が、私と彼女にとって共感すべき嬉しい未来であったし、この先の救いであり希望であるということ。

ああ思い出した。
私、いまも昔も「もうすぐ歴史変わるかもーーほぉおぉおぉーーー↑↑」
ってとこが好きだわ。


■高校時代の思い出
ウサギの男の子 - べにぢょの日記
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*1:思春期の女の子向けの恋愛特化ラノベみたいな文庫シリーズ