私を姫と呼ばないで
「私、姫って呼ばれるの嫌なの。 お嬢が好き。」 「あー、姫はヤだなー。 お嬢もヤダ。姉さんも嫌。カワイコちゃんならいいかな」 「なにそれ?ルパンのこと考えてる?不二子になりたい話? カワイコちゃんは微妙だけど、姐御とか姉上はアリだわ。 私は、女王さまとか御台所とか総長とか! とにかく圧倒的にひざまづいてほしいの! 目を合わせるのも畏れ多いような恐怖でありたいの! 愛するか恐れるか!Love or Dead よ!! 別に死ななくてもいいけど!語感的な勢い余って御免! ”姫”は、かしづいて手の甲に口づけする流れが浮かんで 手のひらで転がされる気がして。 ”カワイコちゃん”もなんか小バカにされてる気がして」 「じゃあ”オマエ”はどう?”オマエ”は入れていい?//」 「あなた私の話聞いてる? オマエなんて上からきわまりないじゃん!ってか反則! 時と場合によっちゃあ私だってオマエは好きだわ!!! ※ 」 「えっ、最後なんか言った?」 「あとは ”べいびー”もキュンと来るわ! ※ただし人による」 「お嬢、それを言っちゃあおしまいよ。」
「姫」 と言われてなぜイラつくかというと、
(こういっておけば女の子は嬉しいだろう) という安易な思惑が透けて見えるのが
お気に召さないのだと思う。
武士に 「姫」 と呼ばれるなら光栄だけど、腹切る覚悟もない男からカジュアルに
「姫」 と言われても、ただ時代錯誤で腹立つだけなのよ!
・・・と憤った後でなんですが、マドモワゼルはアリですね^^
あとねーあとねー!「バーロー」 も悪くないわー!
※ただし新一に限る