べにぢょの日記

美人が好き

月組『エリザベート』

ちゃぴが凄い。すごい、ではなく凄い。
私が今まで見たエリザベート役の中で、一番胸に迫るエリザだった。


エリザベートは、宝塚でも東宝でも、何度も何度も観ている演目。
演出家の小池修一郎先生曰く。

たとえがいいのかわかりませんが(笑)
作品がシチューのような料理で、出演者がその中に入っている食材。
同じ材料でも産地の違いなどで全然違う。
エリザベート」というメニューは変わらなくて、味わいがすごく変わる。
辛口、甘口など比較して論評できる。

今回の月組エリザベートは、とても新鮮なシチューだった。
トート、フランツ、ルキーニ、それぞれ”ちょっとイメージとは違う”配役。
この材料はこういう食べ方もいけるんだ!という発見があり、初めて食べる感覚でシチューを楽しめるワクワク感。


ちゃぴは、登場シーンから圧倒的少女感!!
「パパみたいに」のピュア可愛さに涙が出るーーー!

同期の輝月ゆうマックスも、ダンディでハマってる♪
雨に唄えば」ではリナ・ラモント役で女装したばかりなのに、今度は父親役。
これぞタカラジェンヌ七変化w


自我が芽生える「私だけに」は圧巻。震えるほど凄い。
一瞬たりとも目が離せず、シシィの強さに引き込まれる。


自分の権利を勝ち取り、生きる意味を見つけた1幕最後の「鏡の間」のシーンでは、自信と強さに溢れ輝くばかりの美しさ。



そして、美弥るりかちゃんのフランツが上手すぎた・・・!
一人の人物の一生を演じるのはとても難しい、というのは、歴代フランツを演じた生徒さん皆が言う。
みやるりちゃんは、グランドホテルでオットー役を演じた経験も生きたのか、シシィに愛を誓う若き皇帝から、母と妻の狭間で思い悩む中年、すれ違いを取り戻せなくなった老人まで、一人の人間の一生を見事に演じ抜き。


2幕最初のお楽しみは、ルキーニのアドリブ \(^o^)/

「すごい美女がいると思ったら、この前まで一緒に舞台に立ってた沙央くらまさんじゃねーか!
すっかり綺麗なねーちゃんになっちゃってー!」

わお!こま様ご観劇ーーー!
ルキーニ役の月城かなとちゃんは、月に異動する前の雪組時代でもかぶってるんだよね^^
余談だけど、帰宅後に初演のDVDを観たら、轟悠さまが「綺麗なねーちゃんがいるなー!毎日嘘つくのも大変だぜ・・・」とアドリブされていて笑ったw
今日は本物の美女がいたおかげで、嘘つかなくて済んでよかったね!w


今回のエリザシチューで存在感を発揮してたのが、ルドルフ役の風間柚乃ちゃん。
声量があって堂々としていて、堂に入っている。
みやるりちゃん休演時の、大劇場での幻のルキーニが観たかった・・・・。


そのルドルフが死んだときのちゃぴも、悲壮感大発散で熱演。
胸が締め付けられ、同じ気持ちでつらくていたたまれなくなる。


熱演といえば、ヴィンディッシュ嬢役の海乃美月ちゃん!
これも、今まで観たヴィンディッシュの中で一番良かった。
北島マヤ姫川亜弓か!というくらいの、迫力ある演技のぶつかり合い。泣ける。



最後に、珠城りょうちゃんのトート閣下。
「シシィを愛したことで、死であることがコンプレックスになったんじゃないか」と、自身のトート像について語っていた。
「愛と、死の・・・ロンド~♪」と、ためらいがちに、けれど深く強く「死の」と表現する歌に、その思いが込められていたように感じた。


フィナーレでは、銀橋でのデュエダンが終わった後、ちゃぴを見つめる笑顔がとても優しくて。
たまちゃぴ、すごく良いコンビだなーとしみじみ。
やっぱりエリザは何度観ても飽きない!ごちそうさまありがとう!!!!!!